中国・北京各駅点描
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'00-7-18 北京 東風(DF)4D型 3012号機 (注:北京南駅は、'08年8月の北京〜天津間高速旅客専用 線の開業に伴い、天津・青島・上海方面への200km/h電車 や300km/h電車が発着する一大ターミナルに変貌しました。 北京北駅も、'08年8月からの八達嶺行きディーゼル動車組 の増発に伴い、北の玄関口として変身、整備されました。) |
中国の首都北京は、玄関口である北京駅以外にも数々のターミナルや 貨物駅を有している。ここでは、東西南北の名を冠した北京市内の各駅 を紹介する。 北京東駅は東北方面(沈陽、長春、ハルビン方面)へ向かう路線の一つ 東側の駅であり、一日に数本のみ停車するローカル駅である。午前中は 旧満州からの長距離列車(電気式DLが荷物車、寝台車、電源車等20両 近く牽引する)が、次々に終着駅北京を目指し通過して行った。 北京南駅は南東(天津、上海方面)へ向かう京濾線の次駅である。北京 駅発の快速や特直快は駅の南側のバイパス線を通過し、この駅は各停 の始発駅や、一部の北京市が終着で無い特殊経路の列車の発着駅と なっている。1時間に1〜2本の列車が発着する程度で、南側の草が茂った 留置線に一般客車と入替用DLが数両停まっている、都会の中のローカル 駅だった。 北京西駅は、近年に新規開業した北京第2のターミナルで、主に京広線 (北京〜広州)、京九線(北京〜香港・九龍)等の南方面往きの列車が 発着している。昼間は約10分間隔程度でEL牽引の列車が出発しており、 その合間に入出庫編成を牽引する入替用DLが行き来していた。 北京北駅は北京市の北西、地下鉄西直門駅の近くに位置し、北方方面 のローカル線の始発駅である。朝夕に1〜2本のローカル列車が発着して いる程度で、通勤時の列車が到着して大勢の旅客が降りた後は誰もホーム には居らず、北京南駅以上に淋しい駅であった。 |