中国・前進型蒸気機関車

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'87-11 三門峡西機関区
2100号機

'87-11 三門峡西機関区
2524号機、2049号機

'87-11 三門峡西機関区
3330号機

'87-11 三門峡西機関区
2215号機

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'88-3 洛陽付近
2310号機

'87-11 洛陽機関区
834号機

'88-3 洛陽機関区
2293号機

'87-11 洛陽東
2243号機






'83-5-1 湊川貨物駅 6200号機

 
 前進(QJ)型SLは、旧ソ連のLV型をモデルに製造された中国
 幹線用の貨客両用の主力蒸気機関車で、かつては中国鉄路
 の主役として全土に配置され、広大な大地を駆け巡った。

 軸配置:1-E-1、動輪径:1500mm、整備重量:222ton(4軸
 テンダ)/254ton(6軸テンダ)、全長:26.0m(4軸テンダ)/29.2m
 (6軸テンダ)を誇る中国最大の機関車で、'56〜'88年にかけて
 大連、大同等の各工場で4700両以上が製造された。

 上記には、隴海線が電化されEL投入も開始された'87〜'88年
 頃に訪中した際に出会った前進型の様子を紹介する。昔から
 趣味誌上ではその雄姿に憧れていた前進型であるが、機関区
 内では右を向いても左を向いても前進型で溢れ返っており、その
 雄大さに改めて魅せられると共に小躍りしたものである。
 
  ← '88-3 鉄道科学研究院・北京環状実験線 1846号機


 発展が著しい中国では、動力近代化が進むに連れSLは次々と
 姿を消し、前進型最後の活躍の場であった内モンゴル自治区の
 集通線も'05年末をもって無煙化され、今では僅かに地方鉄路
 や専用線で生きながらえているに過ぎない。

 日本では日中国交正常化10周年を記念して、'82年夏に横浜
 で、'83年春には神戸で中国鉄道博が開催され、構内に1435
 mmのレールを敷き展示運転されたのが記憶に残る。この際に
 輸入されたSL達は中国に戻ることなく、兵庫県相生市の中央
 公園に静態保存されていたが、'06年には解体されてしまった。