香港・九廣鉄道・直通列車
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香港の九龍半島側中心部である九龍駅と大陸側の広州方面とを結ぶ、'02年当時の直通列車を紹介する。 中国側からの準高速列車(在来線を改良して160km/hまで速度向上した列車を準高速と呼ぶ)は広州から1日3往復運行されており、東風(DF)11型DELが主に牽引している。遙々北京や上海から直通する列車もあった。 ”九廣通”(Ktt)は'97年より九龍廣東鉄道(KCRC)が1日2往復運行している準高速列車で、スイス製460型をベースとしたELを両端に配置して日本製二階建て客車12両を牽引していた。 ”新時速”は中国側の広深鉄路局が'98年より1編成リースして運行しているスウェーデン製振子車X2000形で、ELと中間客車5両を挟み反対側に制御客車を配したプッシュプル方式であり、中国側の区間では一部200km/h運転を誇り、1日2往復していた。 ”藍箭(blue arrow)号”はX2000系と同様の車両構成で、中国製8編成程度が導入され、'01年より広州〜深セン間で頻繁に運行されており、香港直通車には運用されていなかった。 |