中国・大連の路面電車(1)−1999年
画像をクリックして拡大写真をご覧下さい。
![]() '99-7-1 大連駅前(西) 201系統 2000形 2011 (再訪問の様子は下記をご覧下さい) ”中国・大連の路面電車(2)−2004年” (その後、201系統と203系とは直通運転を 開始し、202系統は全線リニューアルされる と共に路線延長され、これらの車両は3000形 を除き低床式連接車に置き換わりました。) |
遼東半島の先に位置する港町大連は、ウニ、アワビ等の豊富な海の幸と、上野駅に似せて造られた大連駅等、日本人にも親しみ深い海岸リゾート地である。 市内には3系統の路面電車が残っており、新旧各種車両が活躍している。大連駅前東側から出る203系統には、1937年製の満鉄車両が3000形に改造され、計37両が頑張っていた。 大連駅西側から出る201系統には、1956年製車両を'84〜'85年頃に更新した2000形12両と7000形6両が在籍していた。7000形は、弊アルバムの「長春の路面電車」のページで紹介した700形とうり二つなので、大連で製造された車両を長春が購入したものと推定される。 202系統では、'97年製の新車8000形30両が、市街地南側の風光明媚な海岸沿いの専用軌道を、女性運転士の操作によって快調に飛ばしていた。 大連市電も近年中に路線を高規格化、昇圧(DC600V→750V)して、高速運転を目指すと聴くので、旧車両の姿を拝めるのも残り少ないかも知れない。’00年には、低床式のチョッパ制御連接車が1編成試作車として投入された模様である。 |