中国鉄道部・6K型電気機関車
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6K型電気機関車は、円借款を利用して三菱電機と 川崎重工が中国鉄道部に納入した4800kWの交流 6軸電気機関車であり、'87〜'88年に掛けて短期間 の間に予備品名目も含め全85両が製作された。 当時としては最新の制御技術を導入し、主変圧器 2次回路に設けられたコンデンサバンクの投入/開放に よる力率補償制御、分巻電動機採用による幅広い 界磁制御と高粘着制御に加え、低速域までの電力 注入停止ブレーキ制御を実現した。 電子制御部には最新鋭だった16bitマルチCPUシステム を採用し、高精度で計20ステップの定速運転制御と 重連総括制御を可能にし、モニタ機能も充実させた。 洛陽機務段に全機配属され、鄭州〜宝鶏間で貨物 輸送に活躍したが、上記に紹介した通り、西安付近 で客車を牽引している姿も確認された。 納入当初に運転台に添乗して、洛陽〜三門峡西間 を何度も往復した頃が懐かしい。その後の中国国産 の機関車設計にも大きな影響を与えたが、老朽化の ため'14年には運行終了したと聞くのが残念である。 ← '87-11 北京鉄道科学研究院 001号機 (同じく輸入ELである8K型は下記アルバムをご覧下さい) "中国鉄道部・8K型電気機関車" |